厨房の衛生基準

安全で、おいしい食事を提供するために

「食」について考えるとき、まず第一に言われるのが『衛生』というキーワードになるのではないでしょうか。

各地方自治体では、厚生労働省が示す『大量調理施設衛生管理マニュアル』『HACCP』などを参考に定めた衛生基準があり、昨今の食に関する問題・事件のため、厨房計画においても厳しい指導が行われています。

弊社では、豊富な施工実績を活かし、衛生基準を満たした厨房設備のご提案をしています。

大量調理施設衛生管理マニュアルの趣旨

集団給食施設等における食中毒を予防するために、HACCPの概念に基づき、調理過程における重要管理事項として、

  1. 原材料受入れ及び下処理段階における管理を徹底すること。
  2. 加熱調理食品については、中心部まで十分加熱し、食中毒菌等(ウイルスを含む。以下同じ。)を死滅させること。
  3. 加熱調理後の食品及び非加熱調理食品の二次汚染防止を徹底すること。
  4. 食中毒菌が付着した場合に菌の増殖を防ぐため、原材料及び調理後の食品の温度管理を徹底すること。

等を示したものである。

集団給食施設等においては、衛生管理体制を確立し、これらの重要管理事項について、点検・記録を行うとともに、必要な改善措置を講じる必要がある。

また、これを遵守するため、更なる衛生知識の普及啓発に努める必要がある。なお、本マニュアルは同一メニューを1回300食以上又は1日750食以上を提供する調理施設に適用する。

厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル」(PDF)より

Hazard Analysis and Critical Control Point

HACCPによる管理の例

HACCPとは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析(Hazard Analysis)し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点(Critical Control Point)を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法です。

この手法は国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

厚生労働省HACCP(ハサップ)より

すべては『安全で、おいしい食事を提供する』ために

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